監督たちと作り上げたキャラクターへの想いが明らかに!『攻殻機動隊 SAC_2045 最後の人間』キャラクター・デザイン担当イリヤ・クブシノブ氏よりコメントが到着!

(C)士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊2045製作委員会
11月17日(金)

いよいよ劇場公開が迫る『攻殻機動隊 SAC_2045 最後の人間』より、キャラクターデザインを務め、本人も「攻殻機動隊」シリーズの大ファンというイリヤ・クブシノブからコメントが到着した。

1989年に「ヤングマガジン増刊 海賊版」(講談社)にて士郎正宗が原作コミックを発表して以来、押井守監督による『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』(1995年)をはじめ、アニメーション、ハリウッド実写映画など様々な作品群を展開し、世界中に驚きと刺激を与え続けてきた「攻殻機動隊」シリーズ。最新作『攻殻機動隊 SAC_2045』は、『攻殻機動隊 S.A.C.』シリーズの神山健治と、『APPLESEED』シリーズの荒牧伸志によるダブル監督、Production I.Gと、 SOLA DIGITAL ARTSの共同制作によるアニメーションシリーズとなる。シーズン1が2020年4月より、シーズン2が2022年5月よりNetflixにて世界独占配信された本シリーズを、日本アカデミー賞6部門受賞の『新聞記者』や『余命10年』等、実写映画で活躍する藤井道人を監督に迎え、シーズン1に新たなシーンを加えて再構成した劇場版『攻殻機動隊 SAC_2045 持続可能戦争』が2021年11月より全国劇場公開。 そして、今回、シーズン2に新たなシーンと視点を加えて劇場版として再構成した劇場版『攻殻機動隊 SAC_2045 最後の人間』が、2023年11月23日(木・祝)より3週間限定・30館にて劇場公開される。


自身が担当した「攻殻機動隊 SAC_2045」がついに完結を迎えたことについてイリヤ氏は「やっぱりすごいです。泣いてしまいました。もう一度みます。何度も見たいです」とコメント。特にキャラクターデザインを務める前から大好きだった「攻殻」のキャラクターたちを描くにあたり、「私の中で親しい友達のような存在になっている既存のキャラクター達にふさわしい、世界観にも合う新しい仲間や敵を描けたことは、とても嬉しい経験でした。キャラクターの外見、衣服、細かいことをいろいろ考えることも、描くことも、バリエーションを作ることも、何もかもとても楽しかったです」と当時の想いを語るとともに、本シリーズから新たに登場した江崎プリンや、シマムラタカシといった新キャラクターを生み出すにあたり、神山健治・荒牧伸志両監督とも何度も話し合ったことも振り返った。

かつて「攻殻」シリーズに“救われた”と語るイリヤ氏だが、今回自身が手掛けたことにより「人々を励ます作品を作れるクリエイターになりたかった私が、まさにそのクリエイター達と組んで、一緒に作品を作ることができたことは、夢を叶えられたと言えます」と、本作に携わることで、自身の夢も達成できたことへの喜びも明かしてくれた。

設定画では、これまでのシリーズをベースにしつつ、多くの作品を手掛けてきたイリヤ氏らしい要素も加えられている素子が、さらに、本シリーズから新たに描かれた江崎プリンとシマムラタカシが、「攻殻」独自の世界観にまるで昔からいたかのような雰囲気を匂わせている。

イリヤ・クブシノブ(Ilya Kuvshinov)コメント全文
・「攻殻機動隊 SAC_2045」完結を見届けた感想
 やっぱりすごいです。泣いてしまいました。もう一度みます。何度も見たいです。

 ・キャラクターをデザインするうえで、気を付けたことや難しかったポイント
 私の中で親しい友達のような存在になっている既存のキャラクター達にふさわしい、世界観にも合う新しい仲間や敵を描けたことは、とても嬉しい経験でした。 キャラクターの外見、衣服、細かいことをいろいろ考えることも、描くことも、バリエーションを作ることも、何もかもとても楽しかったです。 監督達と雑談まじりに話す中で、相談し、意見を交換しながら、目の前でキャラクターたちが生まれていくことを見ることができたのは、感動的でした。 SAC_2045の巧妙なストーリーの中のキャラクターそれぞれについて、「そういう性格、そういう気持ち、そういう考え方、あるね! わかる! 私にそっくり!」というような共感できる部分がありました。どのキャラクターの中にも少しでも自分に近いところを感じられたおかげで、デザインが自然に進んだことが多かったと思います。 たとえば、プリンの気持ちはとてもよく理解できます。私は過去に偉大なクリエイターの素晴らしい作品のおかげで救われたひとりですが、そうやって人々を励ます作品を作れるクリエイターになりたかった私が、まさにそのクリエイター達と組んで、一緒に作品を作ることができたことは、夢を叶えられたと言えます。 SAC_2045のキャラクターデザインを任せていただけたことにとても感謝し、光栄です。もちろん、映像の仕事について未熟な部分はあったと思いますが、攻殻機動隊へのパッションや個人的に重要な思いを持ってることに関しては、誰にも負けないです。


2023年11月23日(木・祝)公開

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